海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2016年6月編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です
レラティブ・ストレングス関連記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
先月の結果は以下の通りです。
先月の記事:海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2016年5月編
EU離脱ショックからまた円高に進んでおりますが、ドル建てで先月はどうだったのか確認してみます。
- TLT(長期債) BUY
LQD(投資適格社債) BUY
BND(米国債券) BUY
JNK(ジャンク債) SELL⇒BUY
- IFGL(米国除くREIT) BUY
IYR(米国REIT) BUY
- KXI(世界生活必需品) BUY
IXC(世界エネルギー) BUY
IXJ(世界ヘルスケア) SELL
- HDV(高配当) BUY
VYM(高配当) BUY
VIG(連続増配) BUY
- VT(全世界株式) BUY⇒SELL
VSS(米国除く小型株) BUY⇒SELL
VB(米国小型株) BUY
- BLV(米国長期債券) BUY
VCLT(米国長期社債) BUY
EDV(超長期米国債) BUY
VDC(米国生活必需品セクター) BUY
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY⇒SELL
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) BUY⇒SELL
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) SELL
VGK(ヨーロッパ) SELL
VWO(エマージング・マーケッツ) SELL
今月は変動が多くなりました。「3,6,12ヶ月リターンの平均がプラス 且つ 市場価格が12カ月移動平均を上回った場合BUY、それ以外はSELL」というルールですので、後者は大きく上回っているのに前者が去年の株価のピークの値も含まれてマイナスになったため今月BUY⇒SELLからSELLになったETFが増えました。
そんな中、BUYに変わったのがハイイールド債のJNK。原油安の影響を大きく受けて下がり続けておりましたが、最近やや上昇気配。
ジャンク債を国債にスイッチした時の記事:ジャンク債を一部国債にスイッチ
以前売却しなかった分が一部残ってますが、売却した頃からもまだ下がった状況です。大した比率でもないのでひとまずは放置の予定です。
対象のETFの値動き見ておりますと債券系のETFは過去最高を記録しているものが多いですね。それだけイギリスのEU離脱で資金が流入しているということの証左でしょう。アメリカは欧州や日本と比べて国債の利率は高い方なだけにまだ上昇余地があるのかもしれません。


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