「アジアの優良中小企業200社」に名を連ねた日本企業の株価を調べてみた
「アジアの優良中小企業200社」発表、中国が過去最多65%占める
フォーブスは8月4日、2016年版「アジアの優良中小企業200社」リストを発表した。年間売上高が500万~10億ドル(5億760万~1,015億円)のアジア太平洋地域の上場企業1万7,000社を対象に、成長率や利益率、負債額などを基準に優良と判断した200社を選出、リストにまとめた。
Forbesがアジアの優良中小企業200社を発表していました。成長率等を鑑みて選定されたようです。国別は以下のような形となっていました。
中国は香港を含んでいるので分けるとどれくらいになるのか気になるところではあります。予想よりも台湾が多いなという印象です。後、そもそもオーストラリアをこの区分に入れていいのか?という気もしますが・・日本 13社(昨年は8社、社名は下表を参照)
中国(香港を含む) 98社
台湾 32社
韓国 16社
オーストラリア、インド、パキスタン 各7社
マレーシア、ベトナム 各5社
タイ 4社
スリランカ 3社
シンガポール 2社
フィリピン 1社
さて、そんな中日本企業は昨年から増えております。どんな企業が選出されているのか見てみますと、
朝日インテック(医療機器)
コロプラ(オンラインゲーム)
ディップ (求人情報サイト)
フィックスターズ (コンピュータ関連企業)
ジャパンマテリアル (エレクトロニクス関連事業)
リニカル(治験モニタリング業務)
M&Aキャピタルパートナーズ (M&A仲介/事業承継)
MonotaRO(事業者向け工業用間接資材の通信販売会社)
ペプチドリーム (創薬ベンチャー)
SFPダイニング (居酒屋:磯丸水産とか鳥良)
新報国製鉄(製鉄会社)
サンフロンティア不動産(不動産会社)
ダブル・スコープ (電気機器)
これらの企業の株価の現状はどうなっているのかTOPIXと比較しながら確認してみました。
朝日インテック、コロプラ、ディップ、フィックスターズ

それぞれ直近1年でTOPIXと比較してみました。コロプラがやや不振ですがそれ以外はTOPIXに勝っています。どの企業も近1年で見るとマイナスになっています。次の3社を見てみます。
ジャパンマテリアル、リニカル、M&Aキャピタルパートナーズ

ジャパンマテリアルとリニカルは特にパフォーマンスがよいですね。次の3社を見てみます。
MonotaRO、ペプチドリーム、SFPダイニング

ペプチドリームが好調です。創薬ベンチャーとして雑誌でも記事になっているの見たことありますし。最後に3社。
新報国製鉄、サンフロンティア不動産、ダブル・スコープ

新報国製鉄とダブル・スコープが非常に好調。製鉄会社でここまで好調な会社があるとはおもいませんでしたね。
選出された企業の株価は好調且つTOPIXよりパフォーマンスがよい場合が多い
選出された13社の株価をTOPIXと比較してみたのですが、TOPIXよりパフォーマンスがよい企業が多いですね。また、5社ほど1年で株価が倍になっている会社もあります。
ひふみプラスの組入れ上位でも見かける企業も何社かあります。こういう企業に投資ができるファンドと思ってますので、Forbesの来年の選定企業とともにひふみプラスの組入れ上位の企業にも注目していきたいと思います。


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